三百年の伝統を誇る伝統の旅館 信州下諏訪温泉 桔梗屋


手塚太郎の娘唐糸は、琵琶・琴の名手で鎌倉に召し上げされた。
ある日頼朝が義仲追討の兵を出すことを知り、父に知らされる。父より頼朝を刺せと言われ短刀をしのばせていたが、見つかり、石牢に入れられる。
娘の万寿姫が鎌倉に出て上手な舞を褒められ、褒美に母を助けてほしいと頼む。許され母子で信濃の国下諏訪に帰ることができ、霞ヶ城で暮らすことができた。
本陣は下諏訪ノ宿場の中心に位置し、問屋を兼ねた。
参勤交代の大名、日光例幣使、御茶壷道中、姫君の降嫁の折になど宿泊された。文久元年(1861年)皇女和宮様降嫁の際には大変な賑わいだった。茶室は京風で角柱のない珍しい建物である。庭園は見事で中山道随一の名園である。
神話の湯(湯玉伝説)、大社上社にお住まいの妃(八坂刀売神)が下社にお移りの時、お化粧用の湯を綿に湿し湯玉にしてこの地に置かれたところから湧いたのが綿の湯となった。
江戸時代文献「信 諏訪の湯」は綿の湯のことである。
小湯とも呼ばれた。とても温まって子宝にも恵まれる伝説の湯。
〒393-0015 長野県諏訪郡下諏訪町立町3526 信州・下諏訪温泉 「桔梗屋」